Dgs9月販売額 健食4%増、7ヶ月連続のプラス NMN、EPAなど好調

経済産業省は10月31日、9月の「商業動態統計速報」を公表、ドラッグストアでの健康食品販売額は前年同月比4%増となった。国内のサプリ需要に加えてインバウンド人気が継続、健康食品は7か月連続のプラスと堅調に推移している。

 9月のDgs販売額は7655億円で、前年同月比5.1%増。53ヶ月連続の増加となった。店舗数は2万216店舗で、同3.5%増だった。

 カテゴリー別に見ると、販売額トップの「食品」は2628億円で同7.9%増。価格上昇の影響で、米やチョコレートなどの菓子が増加した。販売額2位の「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」が1028億円で同1.7%減と伸び悩んだ。

 販売額3位の「ビューティケア(化粧品・小物)」は982億円で同2.3%増。基礎化粧品、フェイスマスク、ヘアケア関連が好調だった。

 青汁やダイエット食品など「健康食品」は242億円で同4.4%増。7ヶ月連続の増加となった。「引き続きサプリメントが堅調」(サービス動態統計室)としている。サプリではEPAなどが好調。「インバウンドでナットウキナーゼやNMNが好調な流れも変わっていない」という。

 「健康食品」の2025年1~9月累計は2197億円で、前年同月比4.8%増。「ビューティケア」は9191億円で、同7.3%増となっている。

 なお同統計が対象とする業態の1~9月の販売額累計は、スーパーが12兆3507億円で前年同期比4.7%増、コンビニが9兆9297億円で同3.5%増、Dgsが6兆9701億円で同5.7%増、百貨店が4兆4177億円で同2.9%減などとなっている。