国際医学会「AMWC」、アンチエイジングでセッション

 美容医療とアンチエイジングに関する国際学会「AMWC Japan」(主催・インフォーマ マーケッツ ジャパン)が11月8~9日、ザ・プリンスパークタワー東京で開催され、美容皮膚科医や整形外科医など国内外から1000人超が来場した。スピーカーとして、20を超える国・地域から110人が講演した。

 セッション「AntiAging2025から2026へ」で講演した近畿大学客員教授の山田秀和氏は、「アンチエイジング医学は、老化を単に疾患としてとらえる視点を超え、運動・栄養・精神・環境・医学を統合した包括的なターゲットへと進化してきた」と指摘。「生物学的年齢を測定することで介入効果を可視化し、生活習慣改善や治療の成果を定量的に評価する“エピジェネティッククロック”が臨床現場で導入されている」とし、「今後は、若返りをどのように定義し、臨床と社会の双方で共有していくかという点が大きな課題」とした。

 次回は2026年9月12~13日、今年と同じくザ・プリンスパークタワー東京で開催する。