通販協が実態調査、24年度通販売上「増加」4割
日本通信販売協会は、「第43回通信販売企業実態調査報告書」を発行、2024年度に通販売上高が増収となった企業は4割となった。
調査は通販協会員385社を対象に実施、135社からの回答を得た。回答企業の通販売上規模は、「100億円以上」が23.7%(32社)で最も多く、「10億~40億円未満」が20.7%(28社)、「3億~10億円未満」が20.0%(27社)などと続く。通販売上の平均は91億3040万円。ネット通販の平均売上高は33億2180万円だった。
24年度に通販売上が増加した企業は40.7%で、前年度から1.2ポイント増。減少した企業は51.9%で同0.1ポイント減とほぼ横ばいだった。
利用しているショッピングサイトは、前年度同様「独自サイト」が85.5%で最多。「楽天市場」が61.8%、「Amazonジャパン」が57.3%、「Yahoo!ショッピング」は48.1%で、順位は前年度と変わらなかった。
取扱商品ランキングのトップは前年度に続き「健康食品」で56,3%。「化粧品、香水」が49.6%で続いた。
商品の平均単価は6859円で、前年度から1252円もダウン。受注1件あたりの平均額は9546円で、前年度調査の9602円から56円の減少だった。
通販協によると、24年度の通販市場規模は推計で14兆5500億円。前年度比7.

