25年健康食品市場規模 微増の1兆2600億円 Dgs伸長、通販3年ぶりプラス
健康産業新聞が行った推計で、2025年の健康食品市場規模が微増の約1兆2600億円になったことがわかった。Dgsの好調が継続。紅麹問題のあった24年に8.5%減と苦戦した通販は盛り返したが、最盛期の水準までは回復していない状況にある。訪問販売や、専門店などの食系店舗は伸び悩んだ。
調査は健康食品の販売チャネルごとに実施した。その結果、25年の健食市場規模は1兆2634億円で、前年比0.8%増。4.7%減で史上2番目のマイナス幅を記録した24年から微増にとどまった。
全体ではプラスだが、チャネル別では好不調が分かれた。シェアトップの「通信販売」は5244億円で、前年比2.0%増。3年ぶりのプラスとなった。通販需要が急伸した22年5700億円には及ばないものの、コロナ前19年の5128億円は上回っている。
24年に「訪問販売・MLM」を抜いてチャネル別シェアで2位となった「薬系店舗(Dgs、薬局・薬店)」は3144億円で、同4.2%増と伸びた。ビタミン・ミネラルサプリ、プロテイン、美容サプリなどが好調。インバウンドの恩恵があるDgsでは、ナットウキナーゼやNMNが通年の売れ筋となった。薬系チャネルが健食市場全体に占めるシェアは、21年の20.5%から24.9%に増加している。Dgs好調の背景には店舗数の増加がある。経済産業省の商業動態統計では、25年10月時点のDgs店舗数は2万255店舗で、前年同月比3.6%増となっている。
「訪販等(訪問販売、MLM、宣伝講習販売、配置薬)」は3346億円で同2.4%減と縮小した。このうち「訪問販売・MLM」は2772億円で、同2.8%減。3000億円を割り込みシェア3位となった24年に続き、2年連続のマイナスとなった。
「食系店舗(自然食品店、健康食品専門専門店、百貨店)」は900億円で同4.3%減。「腸活」関連の健康食品などが好調だったが、全体では消費減速の影響を受けた。

