食物繊維で睡眠改善、AIFNセミナー
国際栄養食品協会(AIFN)は1月20日、学術セミナー「最新研究で知る腸内革命の今(睡眠・ストレス編)」を開催、オンライン合わせて450人以上が参加した。

同協会副理事長の橋口智親氏は冒頭の挨拶で学術セミナーについて、オンラインで350人以上、現地参加で100人以上が参加しており、合わせて450人以上の参加となったと紹介した。
京都府立医科大学大学院医学研究科生体免疫栄養学講座教授の内藤裕二氏は「ガットフレイルとQOL、睡眠相関」と題し講演。3000人を対象としたガットフレイルアンケートの結果を紹介し、労働者の約11%が下痢・便秘で悩んでいることが分かったとした。また、京丹後在住の人を対象としたコホート研究から、食物繊維の摂取で睡眠が改善することで間接的にフレイルも改善することが明らかになったと話した。
大妻女子大学家政学部食物学科の青江誠一郎氏は「睡眠調節およびストレス応答における発酵性食物繊維およびプロバイオティクスの役割~最新研究の紹介~」と題して講演。睡眠の質に関する研究で、ラクトバチルスパラカゼイなどのプロバイオティクスは、プロバイオティクスは神経を介して脳に作用すると話した。
筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構機構長の柳沢正史氏は「睡眠の謎に挑む~健やかな睡眠から始まるウェルネス~」と題し講演。睡眠管理ゲームアプリ「ポケモンスリープ」から、8万人のデータをクラスター解析した結果、ソーシャルジェットラグ(社会的時差ぼけ)の人は最も中途覚醒多く、寝つきも悪いことが分かったという。また、社会人の「睡眠リズムの乱れ」による経済損失は年間1兆円に上ると話した。さらに、ポケモンスリープと食事管理アプリ「あすけん」を両方使っている約5000人を対象に解析したところ、健康的な食事をしている人は睡眠の質がよく、食物繊維を多く摂取している人も睡眠の質がよいことが分かったとした。

