Honda藻類ビジネスに参入 アルプロンが飲料に採用
アルプロンは3月9日、メディア向け発表会を開催、本田技研工業(Honda)が独自開発した微細藻類「Honda DREAMO(ホンダ ドリーモ)を採用した粉末タイプのエナジー飲料「IZMO Bio+Energy Drink」を上市することを発表した。Hondaは藻類ビジネスに参入、ライセンス事業の展開に乗り出す。

アルプロンでは、2030年~2050年にかけてタンパク質の需要が供給を上回る「タンパク質クライシス」が予測されていることに着目。既存の動物性・植物性タンパク質に依存しない持続可能な“新たな代替タンパク質”を模索してきた。その結果、タンパク質を高含有(最大69%以上)し、ビタミン・ミネラルなど不足しがちな栄養素をバランスよく含む「Honda DREAMO」にたどり着き、商品化に至ったという。
代表取締役CEOの坂本雅俊氏は、「毎日続けられる美味しさと、溶けやすさを追求した。単なるエナジードリンクではなく、タンパク質クライシスと現代人の朝食欠乏への挑戦。今日がその第一歩となった」と述べた。17日から応援購入サービス「Makuake」でテスト販売をスタートする。
トークセッションでは、「Honda DREAMO」を開発したHondaの斎藤博司氏と、九州筑後工場で培養を担うクロレラ工業代表取締役社長の板波英一郎氏が参加した。斎藤氏は、「カーボンニュートラルの取り組みから、再生可能資源として、『Honda DREAMO』の開発に至った」ことを説明。「微細藻類のクラミドモナスを突然変異させ、新たに生物特許を取得している。ドリーモブランドを強く周知させるために、Hondaの新しい価値を創造するために、多面的に取り組みを進めていく」と話した。今後は、ライセンス契約・提供を通じて、「Honda DREAMO」の供給に着手する計画。ライセンスの内容としては、詳細は検討中だが、「使用権、ロゴ、開発ストーリー、エビデンスなどを想定している」という。板波氏は、「60年にわたり、クロレラ一筋で培養と700例以上におよぶエビデンスを蓄積してきた。今回、藻類の可能性とHondaの技術が融合することで実現した新たな藻類培養に着手したことは大きなチャレンジ」とした。

