2025年10月15日(水)~17日(金) 食品開発展2025(東京都)

 「食品開発展2025」(主催・インフォーママーケッツジャパン)が10月15~17日、東京ビッグサイト西1・2・4ホール&アトリウムで開催される。出店規模は過去最大となった昨年を上回る1070小間。国内外から約650社が集結し、機能性素材、受託サービス、品質管理技術などが一斉に披露される。

食品開発展2024のアトリウムの様子
2024年健康食品産業協議会セミナーの様子

 今年で36回目の開催となる食品開発展は、健康素材などの「Hi Japan」、美味しさに関する素材・技術が集まる「FiT Japan」、分析・計測、製造技術が展示される「S-tec Japan」、フードロス削減のための「LLj Japan」の4展で構成。また、前回に続き、「高付加価値食品のOEM/PB開発ゾーン」を設ける。

 「FiT」では、発酵素材パビリオン、代替素材コーナーを設置。発酵素材パビリオンでは、日本独自の発酵素材による美味しさと健康機能の付加価値アップに関する技術、製品、素材が展示される。

 会期中は約200社が新素材を利用した試飲試食を実施。食品開発展公式サイトでその内容を公開している。公式サイトではこのほか、展示会で発表される新素材・新技術や新規出展者の製品、中国や韓国、インドなどの海外130社超の出展内容をリストでダウンロードすることも可能だ。

 会期中は記念セミナーを32講座、出展者プレゼンテーションを370講座以上開催。記念セミナーでは、プロバイオ・プレバイオ、フェムケア・オムケア食品の開発、ダイエットトレンド、GLP-1などに関する講演が行われる。イノーバ マーケット インサイツ日本カントリーマネージャーの田中良介氏は「AIが変える食品開発:世界の最新事情とトレンド」について講演する。

 出展者プレゼンでは、差別化のための製剤化技術、プラントベース、受託試験など、多彩な発表を実施。「機能性表示食品と栄養機能食品等への対応について 健康食品産業協議会(JAOHFA)と行政との合同セミナー」では、消費者庁食品表示課保健表示課長補佐の増田利隆氏が、保健機能食品の制度改正について説明する。「食品開発展」の詳細は、公式サイトhttps://hijapan.infoで確認できる。