京大グループ、腸内環境モニタリングのデジタル錠剤

　京都大学大学院情報学研究科の新津葵一氏らの研究グループは10月28日、腸内環境モニタリング機能付きのデジタル錠剤に向けた胃酸充電機能を有する半導体集積回路の開発に成功したと発表した。

　今回開発したデジタル錠剤は、胃酸発電用電極を搭載した1㎜角程度の半導体集積回路と薬剤で構成。胃酸発電で得られた電力を半導体集積回路内のコンデンサに充電・備蓄し、その電力を効率的に腸内環境モニタリングへと適用する基盤技術の開発に成功したという。