都、食品安全推進計画で答申 健康食品対策を拡充 培養・濃縮製品を検査

 東京都食品安全審議会は、来年度からの5年間を対象とする「東京都食品安全推進計画の改訂」について答申した。健康食品対策の拡充を図ることを盛り込んだ。高精度測定機器を導入するほか、培養・濃縮した製品の検査を実施する。

 現行の推進計画が今年度で終了となる。同審議会は知事からの諮問を受けて、食品安全に関する状況の変化を踏まえた検討を行い、今年8月に答申(案)の中間まとめを公表。その後行った意見募集を参考にしつつ、今回の答申をまとめた。都によると、答申(案)から大きな変更はなく、書きぶりについて修正したという。

 施策の柱として①食を取り巻く環境の変化に対応する自主的な取組の推進、②情報収集や調査、監視指導等に基づく安全対策の推進、③関係者による相互理解と食の安全に関する情報発信の推進ーーーーを明記。さらに施策の基盤として「安全を確保する施策の基盤づくり」掲げた。

 具体的な基本施策は49項目。このうり12項目を重点施策に位置づけた。②では、新規に「食品安全対策に係る監視指導のDXの推進」を行うことを盛り込んだ。

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