栄養機能食品で第2回検討会「機能の文言」見直しへ 原案の表示を一部修正

 消費者庁は1月21日、第2回となる「栄養機能食品に関する検討会」を開催、栄養成分の機能の文言を検討するとともに、25年度の取りまとめ骨子(案

を示した。

 栄養機能食品は2001年4月の創設以降、成分の追加や上下限値の見直しはあったが、「機能の文言」は見直しが行われてこなかった。消費者庁では、21年度と23年度に実施した調査事業を踏まえて、「栄養成分の機能表示の文言の見直し原案」を作成。消費者調査で「分かりやすい」の割合が低かった文言の修正を検討した。

 ビタミンCは、見直し原案で示された3表示のうち「腸管での鉄の吸収を助ける栄養素」との表示について、「鉄の吸収を助ける栄養素」との修正案が示された。

 ビタミンKでは、2表示のうち、「血液凝固を正常に保つのを助ける栄養素」との見直し原案を、「血液凝固を助ける栄養素」に修正する案を提示。これに対し、健康食品産業協議会会長・川久保英一氏は、分かりやすさの観点などから「正常な血液凝固を助ける栄養素」の文言を提案した。議論の結果、文言を最大限短くすることも踏まえて、修正案に「正常な」を付け加えることで合意した。

 ビタミンDについては、「腸管でのカルシウムやリンの吸収を助ける栄養素」との原案を、「カルシウムの吸収を助ける栄養素」に修正。亜鉛で示されていた「たんぱく質や核酸の代謝を助ける栄養素」は削除する。また、ビタミンC・Eの、「抗酸化作用により、細胞を酸化障害から保護するのを助ける栄養素」という見直し原案は、「抗酸化作用により細胞を保護するのを助ける栄養素」と修正する。

 現行制度で、「栄養素です」となっている文末表現に関して、栄養素によっては、「栄養素のひとつです」に改める原案が示されていた。今回の検討で、亜鉛は「味覚を正常に保つのを助ける栄養素です」、鉄は「赤血球を作るのに必要な栄養素です」に変更することとした。

 この日の会合ではまた、25年の取りまとめ骨子案を提示。昨年10月の初会合で検討した下限値・上限値の改正案、今回議論した機能の文言などを盛り込む方針が示された。年度内に、検討会をあと1回開催する予定だ。