25年の農林水産物・食品輸出額、13%増の1.7兆円 「緑茶」が急成長

 農林水産省は3日、2025年の農林水産物・食品の輸出額が前年比12.8%増の1兆7005億円となり、過去最高を更新したと発表した。品目別では、「緑茶」が同98.2%増の720億9400万円と最も伸長した。

 主要輸出先国・地域のすべてで対前年比プラスを記録。農産物は同12.1%増の1兆1008億円、林産物は同10.1%増の735億円、水産物は17.2%増の4231億円、少額貨物は同5.3%増の1031億円だった。

輸出先1位は米国で同13.7%増の2762億円。昨年4月から関税措置が導入されたものの、緑茶や牛肉に対する旺盛な需要を背景にプラスとなった。

2位の香港は同0.8%増の2228億円、3位の台湾は同6.4%増の1812億円、4位の中国は同7.0%増の1799億円だった。中国向けは日本産水産物の輸入規制の影響が残るがプラスとなった。

 品目別では、「緑茶」が同98.2%増の720億9400万円と大きく伸長。欧米・ASEAN向けなどが、健康志向や日本食への関心の高まりを背景に、ラテやスイーツ等の食品原料となる抹茶を含む粉末状茶を中心に増加した。