2026年5月15日(金)~17日(日) 第80回日本栄養・食糧学会大会 (香川)

 第80回日本栄養・食糧学会大会が5月15~17日、香川県のサンポート高松で開催される。先ごろ都内で行われた記者会見で、大会会頭の香川大学農学部教授・松尾達博氏は、栄養・食糧学の究極の目標は「人々の健康の維持・増進を通じて豊かな人生の実現に貢献すること」と指摘。今回の大会は改めてこの原点に立ち返り、メインテーマに「栄養と食糧科学で支える健康長寿社会の実現」を掲げたことを説明した。

 大会では、日本栄養・食糧学会、韓国食品栄養科学会、日本学術会議合同シンポジウム「健康増進と安全性のための食品・栄養科学:日韓国際シンポジウム」を実施。ビタミンDやトコトリエノールなどに関する講演が行われる。

 教育講演では、日本大学生物資源科学部の熊谷日登美氏が、機能性食品に関する課題と制度のあり方について講演する。

 また、12のシンポジウムを企画。「健康機能性食品成分の生体受容応答機構研究の新展開」では、芝浦工業大学システム理工学部生命科学科の越阪部奈緒美氏が、「感覚栄養学と次世代機能性食品」と題する講演を行う。このほか、「ビタミン研究の新潮流:若手が語る分子から社会まで」「希少糖研究の新知見」「食品の包装前面栄養表示の導入と展望」などが行われる。

 関連学術集会は、「イミダゾールジペプチド研究会」「コラーゲンペプチド研究会」「スポーツ栄養学研究会」などが行われる。

 一般講演は470題超で、すべて口頭発表で実施。近年の傾向として、腸内細菌、フレイル、睡眠などに関する発表が増えているという。大会ではトピックス演題として25題を選定。「ビタミンDが発現制御する筋萎縮関連遺伝子の探索」(京府大院生命環境、佐藤由顕氏ら)、「抗肥満性食品探索に有用な多臓器連結in vitroアッセイ系の開発」(産総研・細胞分子、吉富廉氏ら)などが選ばれた。

 一般講演ではこのほか、コラーゲン、希少糖、プロテオグリカン、青汁、ニンニク、プロポリスなど、機能性研究に関する発表が相次いで行われる予定。