栄養機能食品で検討スタート 栄養成分の機能表示見直しへ 上下限値も一部改正

 消費者庁は10月8日、「栄養機能食品に関する検討会」(座長:東京大学名誉教授、佐々木敏氏)の初会合を開催、栄養機能食品の表示や基準値の見直し議論を開始した。検討会を経て、2026年度末までに「食品表示基準」の一部改正を行う予定。

 栄養機能食品制度は2001年4月に創設。栄養成分の機能を表示できる対象はビタミン13成分、ミネラル6成分、脂肪酸1成分の計20成分となっている。これまで、成分の追加や下限値・上限値の見直しは行われてきたが、栄養成分の機能表示、摂取上の注意事項の文言は見直しが行われてこなかった。特に機能表示に関しては、食事摂取基準の前身である「栄養所要量」2000年版に基づいており、現行の食事摂取基準に記載されたエビデンスとの乖離が生じいていた。

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