健康博 JAOHFAセミナーに200人 原材料の解説書を作成 8月までにリリースへ
健康食品産業協議会は2月25日、「健康博覧会2026」でビジネスセミナー「行政と健康食品産業協議会(JAOHFA)の合同セミナー-報告期限迫る!機能性表示食品の自己点検等報告について-」を開催、約200人が参加した。分科会活動の一環として、原材料に関する解説書を作成、8月までに公表する意向を示した。

消費者庁食品表示課保健表示室課長補佐の糸井雄一氏は、機能性表示食品制度と自己点検等報告について講演。3月31日までの1回目の自己点検報告について、4月1日になった瞬間にシステムに制限がかかり、操作できなくなると説明した。な期日までに提出がないものは機能性表示食品としての要件を欠くことになり、容器包装に機能性表示を行い販売することはできなくなるとした。また、自己点検報告のGMPの準拠状況の確認について、①自ら確認する方法、②製造等施設に自己点検させて、その結果を届出者に報告させて確認する方法、③第三者機関に準拠を確認させて、その結果を届出者が確認する3つの方法を紹介した。
ガイドライン副分科会長の津金貴則氏は分科会の活動について紹介、分科会では、3つのチームに別れて活動をしており、制度改善チームでは、機能性表示食品制度の改善を目指して活動していることを紹介。届出の解説書の作成や業界の意見のとりまとめ、届出データベースの改善提案を行っているとした。
エビデンス向上分科会長の柳本賢一氏は分科会の活動について、PRISMA2020の留意点を関係団体と協力して2025年3月に公開したことを紹介。また、25年度の改正内容に合わせたPRISMA2020の留意点を作成するため現在、改訂を進めているとし、「事業者の役に立つものにできたら」と話した。
健康食品原材料・製品の製造・品質分科会長の大曲泰史氏は自己点検等報告に関する分科会の活動について紹介。2024年4月に立ち上げたGMPに関するチームで、機能性表示食品のGMP要件化や微生物等関連原材料の指針の対策において、原料・製材、製造メーカーの立場で具体的な実施事項などを話し合い、検証し、団体活動を通じて、指針案や解説書を作成して業界に提案を行う活動をしているとした。また、原料班では、機能性関与成分を含む原料に関して、同等性や均一性をどうやって保証すればいいのかなど、原材料事業者が必要な備えや対応をまとめた解説書を作成しており、早急にリリースしたいと考えていると話した。
パネルディスカッションでは、自己点検報告について、機能性に関する肯定的あるいは否定的な新たな知見はあったものの、自己点検の対象となる機能性表示食品のSRの評価結果が変わらない場合、機能性について評価に変更が生じる新たな知見は得られなかったに該当するという認識でよいかとの質問があった。糸井氏は、その認識で良いとし、「評価に変更が生じるような否定的知見が得られた場合にはSRをやり直してください」と呼びかけた。

