厚労省 食薬区分一部改正 植物「医薬品リスト」に学名追加 分割等で品目数は253→339に

 厚生労働省は8月5日、食薬区分の一部改正について都道府県等に通知、基原植物を明確にする観点から、医薬品リストの「植物由来物等」に学名の記載を追加した。また、医薬品リストの一部で部位等の改正を行った。

 食薬区分については5月28日、非医薬品リストの「植物由来物等」に学名の記載を追加。今回、意見募集を経て医薬品リストの「植物由来物等」についても学名の記載を追加した。また、名称・他名等の一部見直しを実施。既存品目の分割や統合も行った。これにより、改姓前に253品目だった医薬品リストの「植物由来物等」は339品目に増加している。

 医薬品リストで分割を行ったのは、アロエ、インヨウカク、オウレン、マオウなど多数。コンミフォラ属、セイコウ(新リストでの名称はカワラニンジン)、ボスウェリア属などでは部位等の表記変更を行った。スカルキャップ(新リストでの名称はスクテラリア・ラテリフローラ)など、備考欄を修正した品目も複数ある。

 医薬品リストの「動物由来物等」についても一部改正。「センソ」の他名等に「アジアヒキガエル」を追加、部位等を「毒腺分泌物」から「耳腺分泌物」に改正した。また「レイヨウカク」の他名等に「サイガレイヨウ」を追加した。

 今回の食薬区分改正ではさらに、5月28日に改正されたばかりの「非医薬品リスト」(植物由来物等)を一部改正。「イザヨイバラ」の部位等を「果実」から「偽果」に改正した。また5月28日、「非医薬品リスト」に新規収載された「クラミドモナス・ラインハルチー」について、前回記載した「Chlamydomonas reinhardtii」では学名の特定が困難として、学名欄を「※1」(厚生労働科学研究班等におるこれまでの調査では、学名の特定ができなかったもの)とし、他名等に「Chlamydomonas reinhardtii」を記載した。さらにバラ属の部位等を、「果実・葉・花」から「偽果・葉・花」に改正、備考を「ノイバラの偽果又は果実(エイジツ:営実)は『医』」から、「ノイバラの偽果・真果(エイジツ:営業)は『医』」とした。このほかショウヨウホオズキの備考を改正している。