黒酢研究会、疲労とリカバリーをテーマに開催

 第11回日本黒酢研究会が3日、「人生百年時代の疲労とストレスリカバリー~黒酢の健康寿命への寄与~」をテーマに都内で開催された。

 神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科・特命教授の渡辺恭良氏が「疲労・抗疲労の科学と抗疲労のソリューション開発」と題し講演。共同研究で食酢飲料を被験者に4週間飲ませたところ、主観的疲労感、身体的非投函、精的疲労感が軽減したことが分かったと話した。

 また、脂質代謝改善、酸化ストレスへの影響、抗炎症作用の可能性が示唆されたとした。熊本大学大学院生命科学研究部附属グローバル天然物科学研究センター准教授の首藤剛氏が「線虫C.elegans 健康寿命解析技術C-HASを用いた黒酢研究の展開:既報評価の振り返りと作用機序解析への応用」について講演。無脊椎動物Caenorhabditis elegansの一生をヒトの一生に見立て、寿命や健康寿命を定量的に評価する自動モニタリングシステム「C-HAS」について紹介し、ミニ集団解析で標準集団、健康寿命集団、短命集団や糖尿病モデル、各種ストレス条件を組み合わせた解析が可能とした。また、黒酢を用いて線虫を気相曝露解析した結果、黒酢10%で寿命及び健康寿命が延びたことが分かったとした。