米国BCG 女性のロンジェビティで調査 潜在市場3500億ドル 更年期女性の9割が実践

 米国コンサルティング企業のボストン・コンサルティング・グループは9月22日、世界の更年期女性のロンジェビティ潜在市場が3500億ドルに上るとの試算を発表した。「女性の健康における3500億ドルのロンジェビティミスマッチ」としてまとめた。ロンジェビティ商材を利用している更年期女性は9割に上るとしている。

 調査は今年、12カ国の1万600人をの男女を対象に実施。世界保健機関(WHO)加盟国における平均寿命について、女性の方が男性より約5年長いことを紹介。一方で、女性は健康ではない年月が12・7年と、男性の9・0年より長いことを指摘した。

 ロンジェビティに関する対策を行っているか聞いたところ、閉経後・閉経前女性の93%が何らかの「消費財を使用している」と回答。自然療法を行っている人は80%だった。使用したアイテム数の平均は、9.4と複数の製品を使用している傾向にあった。

 一方で、満足度は49・7%にとどまっている。特に米国では使用率と満足度との間に大きなギャップを抱えているとし、消費財の使用率は90%だが、満足度は35%にとどまったことを指摘した。

 ロンジェビティへの月額の支出を調査すると、中央値は84ドルだった。更年期以外の女性と比較して16ドル高いことが分かった。適切な製品があれば支出を増やしたいか聞いた結果、更年期女性では29%が「増やす」と回答。増やすと回答した人の追加額の中央値は108ドルになるとしている。また、世界の推定10億人の更年期女性で積極的にロンジェビティに関わっている人口を試算すると、3500億ドルの市場になると推計した。

 同社は、女性は既にロンジェビティに対し積極的に関わり、高額な支出をしているが、市場はまだ需要に応える適切な製品を作れていないと指摘。市場に参入するには、信頼性を得ることが重要とし、科学的エビデンスと臨床研究が参入に必要と分析した。