ウコン市場、200億円規模に ドリンク2強、回復から安定へ 機能性表示食品、50品に迫る

 回復基調にあるウコン市場が200億円規模になったことが、健康産業新聞の取材でわかった。飲料2強が安定した推移を見せる中、受理数品に迫る機能性表示が新たな市場形成を後押しした。抗炎症を軸とした提案も行われている。


 ハウスウェルフーズ(ウコンの力)、ゼリア新薬工業(ヘパリーゼ)のドリンク2強の販売状況は総じて好調。ハウスウェルネスフーズでは「ウコンの力」シリーズの累計販売量が億本を突破した。「アフターコロナの回復期から安定期に入り、売上は堅調に推移している」とする。今年6月以降、肝機能酵素値への機能性に、脂肪、血圧、食後血糖をプラスした機能性表示食品「クルビサプラス」シリーズ3品を相次いで上市するなど、引き続き積極攻勢をかける。


 ゼリア新薬工業では、「ヘパリーゼ」ブランドの全体売上(2026年3月期)は132億円(前年比5・6%増)。昨秋に上市したコラーゲンペプチド配合の清涼飲料「ヘパリーゼWシャイン」で女性層開拓を進める。今年度第1四半期は、CVS向け商品が伸長、「ヘパリーゼ」ブランドの全体売上は億円(前年同期比4・9%増)と好調に推移している。


 ウコン市場は~年、コロナ禍の影響で200億円を割り込んだ。その後、市場の大部分を占めるドリンク製品が盛り返した。今後、若年層に人気の「立ち飲み」や、推し活居酒屋、相席居酒屋など、変わりゆく飲酒シーンに向けた展開が期待されている。


 ウコンを由来とするクルクミン、ビサクロンを関与成分とする機能性表示食品は50品に迫る。肝機能対応をはじめ、疲労や膝関節対応など、表示のすそ野が広がっている。肝機能対応に加えて、海外で主流の「抗炎症作用」を生かした提案も行われている。また商社筋によると、日本市場に向けて、リポソーム化原料やクルクミン高含有品など、インドを中心に海外サプライヤーの提案が加速。「抗炎症・美容素材として、吸収性や有効成分の高含有化を図った差別化原料が多い」とする。大手受託企業では、「国内では、大手居酒屋チェーンやリキュールショップのPB商品開発もある。アルコール対応+美容や関節ケアなどの処方検討が多い」としている。